2015年度

第15回口頭弁論期日

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発原状回復訴訟デモ行進を行いました。

2015年11月17日 12:00~ あぶくま法律事務所

11月17日、晴れ渡った暖かい日差しの中、福島だけでなく東京をはじめ各地から原告や支援の方の約200名を越える方にお集まりいただき、裁判所まで行進を行いました。
期日の写真は生業弁護団FaccebookにもUPしておりますので、是非ご覧下さい。

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第15回口頭弁論期日が行われました。

2015年11月17日 12:00~17:00 福島地方裁判所

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第15回目の期日(裁判の日)が行われました。
今回の期日では、6人の原告が、原告全員を代表して本人尋問が行われました。原発事故直後の状況や現在の苦しみ、国や東電に対する思いについて尋問が行われました。奥様とお子さんが避難によって別居となった悲しみ、お子さんの健康に対する不安、妊娠中の避難の苦悩、生まれて以来親戚のような付き合いをしていた近隣の方々やふるさとから離れて誰もいない土地で暮らす理不尽さ、自死した父への思いなどが語られました。
次回1月の期日も原告本人尋問を実施し、3月の期日には検証が予定されています。

  • 原告は「敷地高さを超える津波に対する安全規制によって全交流電源喪失の結果回避が可能であったこと」を主張した。
  • 被告東京電力は「避難指示区域外の状況等について」の主張をした。
  • 原告は被告国に対して、国際原子力機関(IAEA)が平成27年8月31日に福島第一原発事故に関して講評した報告書のうち技術文書の翻訳文の提出を求めたところ、被告国は現時点で和訳の予定はなく、証拠提出の予定はないと述べた。
  • 原告は、東京地方裁判所に係属している被告東京電力に対する株主代表訴訟で、被告東京電力が提出している証拠を提出するよう求めた。
  • 原告は検証の必要性について主張し、裁判所は検証実施を予定する旨述べた。
  • 次回期日は6人の原告本人尋問(主尋問・反対尋問・補充尋問)を行なうこととした。

 次回の裁判は、平成28年1月26日です。12時00分にあぶくま法律事務所前に集合して裁判所まで行進を行う予定です。次回期日は10時45分から原告本人尋問の予定となります。また、次回期日では文化センターにて、講演会企画第六弾の想田和弘(映画監督、脚本家)の講演会等を予定しています。多くの方のご参加をお待ちしております。