2015年度

第11回口頭弁論期日

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発原状回復訴訟デモ行進を行いました。

2015年3月24日 12:15~ あぶくま法律事務所

3月24日、気温3度という3月末と思えない寒さの中、、福島だけでなく東京をはじめ各地から原告や支援の方約400名にお集まりいただき、裁判所まで行進を行いました。
期日の写真は生業弁護団FaccebookにもUPしておりますので、是非ご覧下さい。

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第11回口頭弁論期日が行われました。

2015年3月24日 10:00~17:00 福島地方裁判所

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第11回目の期日(裁判の日)が行われました。
今回の期日では、前回原告側の尋問が行われた成先生(放射線被ばくによる不安感・恐怖感)、舘野先生(原子炉技術・規制関係)の2人の専門家証人に対し、被告国・東京電力から反対尋問が行われました。 
 双方の主張と今後の裁判の進め方について、書面又は口頭で下記のようなやりとりがありました。

  • 原告は、準備書面で、「敷地高さを超える津波の予見可能性について国の主張に対する反論」「平成3年溢水事故と非常用電源設備の「独立性」に関する主張の補充」を主張した。
  • 国は、準備書面で、「平成3年と今回の事故はメカニズムも規模も違うし評価もことなるし、平成24年まではシビアアクシデント対策は法規制の対象ではなかったので、規制に基づいて対策をとるよう命令する権限がない」と主張した。
  • 裁判所から、原告本人尋問のための項目リストの提示があり、原告は追加すべき項目や重要な点があるか、被告は原告の申し出た35人の原告本人尋問が適切かを次回期日までに検討するよう述べた。
  • 裁判所は次回期日に都司証人の主尋問を行うこととした。

 今回は、前回行われた成証人、舘野証人の尋問に対して国・東電から反対尋問が行われました。また、弁護団は、今回の期日までに原告のみなさまに作成頂きました陳述書を裁判所に提出しました。陳述書の最終提出期限は次回期日までとなっております。まだ提出頂いていない原告の方には、原告団・弁護団よりお電話等させて頂いております。陳述書は原告の方それぞれにどのような被害があったかを立証するために不可欠な証拠となります。何卒ご提出頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
 次回の裁判は、平成27年5月19日の13時15分からですが、11時30分にあぶくま法律事務所前に集合して裁判所まで行進を行う予定です。また、次回期日では13:15から音楽堂にて白井聡さんの講演会や原告団小劇場を予定しています。多くの方のご参加をお待ちしております。