2015年度

第14回口頭弁論期日

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発原状回復訴訟デモ行進を行いました。

2015年9月30日 12:30~ あぶくま法律事務所

9月30日、涼やかな秋晴れの中、福島だけでなく東京をはじめ各地から原告や支援の方の約250名にお集まりいただき、裁判所まで行進を行いました。
期日の写真は生業弁護団FaccebookにもUPしておりますので、是非ご覧下さい。

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第14回口頭弁論期日が行われました。

2015年9月30日 13:00~17:00 福島地方裁判所

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第14回目の期日(裁判の日)が行われました。
今回の期日では、リスク心理学が専門の中谷内証人(同志社大学教授)が、不安のメカニズムについて証言し、今回の原発事故によって私たちが抱く放射線被ばくに対する恐怖感・不安感が、一般人・通常人を基準として、合理性・相当性を有すると証言されました。
 また、次回11月の期日から、原告本人尋問を実施することとなり、35名の原告について尋問を行うことが決まりました。
 双方の主張と今後の裁判の進め方について、書面又は口頭で下記のようなやりとりがありました。

  • 原告は「国土庁「津波浸水予測図」により敷地高さを超える津波が予見できたこと」についての主張、「被告国の第13準備書面第2に対する反論」、「被害についての主張」を行った。
  • 被告東京電力は「平成3年溢水事故に係る原告らの主張に対する反論」を行い、「政府による避難指示区域内の状況等について」の主張をした。
  • 被告国は、原告本人尋問についての意見を述べた。
  • 裁判所は次回期日は6人の原告本人尋問(主尋問・反対尋問・補充尋問)を行なうこととした。

 次回の裁判は、平成27年11月17日です。12時20分にあぶくま法律事務所前に集合して裁判所まで行進を行う予定です。次回期日は10時00分から原告本人尋問の予定となります。また、次回期日では音楽堂にて、講演会企画第五弾の内田樹さん(哲学研究者・武道家)の講演会等を予定しています。多くの方のご参加をお待ちしております。