2016年度

第19回期日&検証期日

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発原状回復訴訟は集会を行いました。

2016年6月28日 12:00~ あぶくま法律事務所

6月28日、小雨が降り肌寒い中、約150名の原告や支援の方にお集まりいただきました。
期日の写真は生業弁護団FaccebookにもUPしておりますので、是非ご覧下さい。

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第19回期日が行われました。

2016年6月28日 福島地方裁判所

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第19回目の期日(裁判の日)が行われました。
今回の期日でも、3人の原告が原告全員を代表し、本人尋問が行われました。家族と離れ離れにならざるを得なかった辛さ、寂しさ、事故前の美しい花や木々に囲まれた生活が事故によって一変し、生きがいや楽しみが制限され、放射性物質への認識をめぐって人間関係が変わってしまったこと、事故によって身内の体調が変化し、進路を変えざるを得なかったことなど、生活環境の変化や人間関係の変化などによる様々な被害と苦悩が、それぞれ自らの言葉で語られました。
その後、全国で初めてとなる中通りの検証を行ない、福島市内にある仮設住宅での生活の厳しさ、小さな子どもを守るための保育園での取り組みや果樹園の状況等を検証しました。
次回8月24日の期日は7名の原告本人尋問が実施される予定です。

  • 被告東京電力は浜通りの検証調書と中通りの検証実施方向について意見を述べた。
  • 被告国は裁判所に対して、浜通りの検証調書の内容に修正を求め、記載されるべきでない事項があると主張し、また、中通りの検証の実施方法にも細かい注文をつけた。
  • 原告は「被害立証の到達を示し、到達をふまえて被害をどのように理解すべきか」、「中通りの検証対象地域の被害について」主張し、浜通りの検証調書の内容及び検証結果報告書について国の意見に反論した。
  • 8月の次回期日は7名の原告本人尋問(主尋問・反対尋問・補充尋問)を行なうこととした。

 次回の裁判は、平成28年8月24日です。午前、午後に本人尋問を行います。連続講演会も予定しております。多くの方のご参加をお待ちしております。