原告団・弁護団の活動

第8回模擬法廷

第8回模擬法廷を行いました。

2014/9/16

1.第8回期日にあわせて第8回模擬法廷を行いました。

 「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団は、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(原状回復訴訟・ふるさと喪失訴訟)の第8回口頭弁論期日にあわせて、模擬法廷を行いました。
 会場は、前回に引き続き福島市音楽堂で行いました。多くの方にお集まり頂きまして、ありがとうございました。

2.模擬法廷の様子

 音楽堂の壇上に、裁判官席、原告席、被告席を設置し、模擬法廷を行ないました。
 開場までの間に「前回のあらすじ」のパワーポイントを流しました。今回の模擬法廷は、原告筑井誠さんの意見陳述から始まりました。会津で林業を行い山を守ってきたが、伐採した木材チップから8000ベクレルもの高線量が検出されたこと、特に後継者である息子に林業を継がせたいと思っていたが健康影響について悩んでいることを訴え、国と東京電力の責任を訴えました。
 今回は国と東京電力の責任についての補充の期日でした。今回の模擬法廷でも、これまでの原告の主張をとりまぜながら(実際の法廷にはないサービス!)、前回の国と東電から提出された主張に対する反論を行いました。前回の期日では、証人尋問や検証を実施するよう求めましたが、これに対して、今回国と東京電力から、検証はビデオ等ですむので見に行く必要はないし、原告の尋問もまだ不要だと主張しています。また、国は、国には原発についての調査義務も規制権限も、全交流電源喪失の対策も必要ないと主張し、東京電力も事故前に今回の津波を予見できなかったと主張しています。
 今回も意見陳述以外はだいたいアドリブとなっております。今回は実際の法廷とは異なる部分も多々ありましたが、法廷にはないパワーポイントを使用した説明やこれまでのおさらいなど、模擬法廷ならではの魅力も見どころの一つです。
 多くの方に裁判の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。次回も是非ご参加よろしくお願いします。
模擬法廷の写真は生業弁護団FaccebookにもUPされておりますので、是非ご覧下さい。

3.今後のお知らせ

 次回は11月18日、場所は同じ音楽堂を予定しています。原告の方も、支援者の方も、どなたさまでも気兼ねなくお越し下さい。お待ちしております。
 また、今後原告の皆様に被害についてのチェック方式の陳述書の作成を予定しています。どのような被害を受けたのかの証拠となります。各支部にて記入会等を行う予定ですので、ご参加何卒よろしくお願い致します。
(以下、模擬法廷の様子を順次アップロードいたします。なお、模擬法廷と実際の裁判の様子は異なる部分がありますので、ご了承下さい。)


1.開廷


2.原告意見陳述


3.原告準備書面24(国の準備書面6に対する反論)


4.前回期日で出てきた地震津波調査に関する書面と、未開示の津波試算について


5.原告の全体の立証計画の補充


6.本人尋問・検証に対する被告らの反論についての意見


7.本人尋問・検証に対する被告らの反論とやりとり~閉廷