原告団・弁護団の活動

6.16最高裁請願行動

2023年6月16日

最高裁判決から1年。最高裁に対して、裁判官の公正性の担保や後続訴訟での徹底的な心理と公正な判断を求めて、4訴訟(群馬・千葉・えひめ・生業)連名の請願書を提出しました。

生業原告団からは9人参加し、全国から集まった約80人が最高裁正門前で「原発事故は国の責任です!」の横断幕をかかげ裁判官の公平と裁判の公正を訴えました。最高裁判決を覆すたたかいの狼煙を上げる行動となり、報道各社に報じて頂きました。

〔請願の趣旨〕

私たちは、昨年6月17日に御庁第二小法廷が判決を言い渡した福島第一原子力発電所事故(以下、「本件事故」といいます。)にかかる国家賠償等請求4事件の原告らです。

私たちは、御庁及び御庁裁判官に対し、

  1. 本件事故にかかる国家賠償請求事件(以下、「後続事件」といいます。)が御庁に係属した際には、形式的な上告棄却・上告不受理決定をすることなく、改めて徹底的に審理を行い、幅広い国民の理解を得られる公正な判断をすること

  2. 後続事件が御庁に係属した際には、担当裁判官の出身や経歴等に照らしその判断の公正さに疑いを持たれるようなことがないように、裁判官の公正さを担保する措置を講じること

  3. 裁判官各位におかれては、後続事件について関与することになった際には、ご自身の経歴等に鑑み判断の公正さに疑いを持たれる可能性がある場合には自ら回避するなど、適正な行動をとられること、そして審理に関与する場合には、改めて徹底した審理を行い公正な判断をされること

    を請願いたします。