第7回模擬法廷
第7回模擬法廷を行いました。
2014/7/15
1.第7回期日にあわせて第7回模擬法廷を行いました。
「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団は、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(原状回復訴訟・ふるさと喪失訴訟)の第7回口頭弁論期日にあわせて、模擬法廷を行いました。
会場は、前回に引き続き福島市音楽堂で行いました。暑い中、多くの方にお集まり頂きました。
2.模擬法廷の様子
音楽堂の壇上に、裁判官席、原告席、被告席を設置し、模擬法廷を行ないました。
開場までの間に「前回のあらすじ」のパワーポイントを流しました。今回の模擬法廷は、原告小室さとみさんの意見陳述から始まりました。宮城県で居住する中で、宮城県では賠償が行われないこと、被害を口に出せない雰囲気やご自身の被害を語り、再稼働をしようとする国と東京電力が許せないと訴えました。
今回は国と東電の反論の3回目の期日です。今回の模擬法廷でも、これまでの原告の主張をとりまぜながら(実際の法廷にはないサービス!)前回の国と東電から提出された主張に対する反論、原告の被害についての主張、今後の検証の必要性などについての意見陳述を行いました。今回突然国から提出された上申書について、「書面がないとは思えません」「そのものはありませんでした」「そのものはないということはそれっぽいものはあるんですか」「それっぽい・・」などの愉快なアドリブが繰り広げられ、被告代理人が時事ネタに乗るなど、模擬法廷ならではの演出(?)のアドリブもありました。今回も意見陳述以外はだいたいアドリブとなっております。
実際の法廷とは異なる部分もありますが、法廷ではない、パワーポイントを使用した説明やこれまでのおさらいなど、模擬法廷ならではの魅力も見どころの一つです。多くの方に裁判の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。次回は原告も反論の準備書面を提出予定ですので、より激しい論戦が予想されます。次回も是非ご参加よろしくお願いします。
模擬法廷の写真は生業弁護団FaccebookにもUPされておりますので、是非ご覧下さい。
3.今後のお知らせ
次回は9月16日、場所は同じ音楽堂を予定しています。原告の方も、支援者の方も、どなたさまでも気兼ねなくお越し下さい。お待ちしております。
また、今後原告の皆様に被害についてのアンケートを予定しています。どのような被害を受けたのかの証拠となりますので、何卒よろしくお願い致します。
(以下、模擬法廷の様子を順次アップロードいたします。なお、模擬法廷と実際の裁判の様子は異なる部分がありますので、ご了承下さい。)
1.~開廷
2.原告小室さとみ意見陳述
3.原告が提出を求めていた津波評価資料について
4.「津波評価技術」に関する被告らの主張に対する反論
5.予見可能性に関する補充主張と、シビアアクシデント対策として津波対策を怠った国の責任について
6.原告の被害が中間指針等と重複しないこと
7.被告国の主張に対する反論
8.被告東京電力に対する反論
9.検証申出書について
10.今後の立証計画について~閉廷