原告団・弁護団の活動

第21回期日 仲里利信議員講演会、「不思議なクニの憲法」上映会

仲里利信議員講演会(連続講演会第10回目!)と原告団企画「不思議なクニの憲法」上映会を行いました。

2016年10月7日

「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団は、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(原状回復訴訟・ふるさと喪失訴訟)の第21回口頭弁論期日にあわせて、仲里利信議員講演会、「不思議なクニの憲法」上映会を行いました。
 会場は、福島テルサでした。また、今回の期日にも、かもがわ出版編集長の松竹伸幸さん、井上淳一監督、東京演劇アンサンブル、劇団さんらんの皆さまのほか、多くの方に応援に駆けつけて頂きました。
今後も多くの方のご参加をお待ちしております。

1.仲里利信講演会「いま沖縄で行われていること―我が国に民主主義はあるのかー」を行いました。

今回で10回目となる連続講演会は、オール沖縄として衆議院議員に選出された仲里利信議員に「いま沖縄で行われていること―我が国に民主主義はあるのかー」と題して講演会をしていただきました。
沖縄の古くからのおおらかな外交姿勢のお話しから始まり、第二次世界大戦での悲惨な状況、そして軍の支持による集団自決が教科書検定等でなかったことにされようとしていること、現在の基地問題の状況を含め、多くの情報が国民や沖縄県民にも隠されており、その裏で施設費用や設備投資に多額の費用が動いていること、これまで返還された基地のその後の発展を見ると、基地の返還によって沖縄が大きく潤うことは確実であり、基地をなくすために運動していかなければならない、というお話がありました。また、国の不当な行為によって苦しめられているのは福島も沖縄も同じであり、一緒に声を上げていこうというエールを頂きました。

仲里利信議員について
仲里利信議員は沖縄4区衆議院議員で、翁長知事を支え、辺野古新基地の建設、与那国島の陸自基地建設や普天間飛行場の沖縄県内移設反対の運動をされ、原発についても反対されています。

2.原告団企画「不思議なクニの憲法」上映会を行いました。

原告団企画では、「不思議なクニの憲法」の上映会を行いました。
「不思議なクニの憲法」は、現在改正の議論がある憲法について、どのように成り立ったか、憲法によって人々の生活がどのように変わったか、に始まり、現代の人間にとって、憲法って何か、ということを等身大の言葉で話す様子を描くドキュメンタリー作品です。様々な立場の方の発言があり、一人ひとりが憲法について思うことが大事、と思わせられました。

「不思議なクニの憲法」について
「不思議なクニの憲法」は、日本国憲法について、一般人の目線から描いたドキュメンタリーです。瀬戸内寂聴さんをはじめ、憲法学者や元外交官、高校生や主婦等、様々な人物の思いを描きます。

3.今後のお知らせ

 次回の11月30日も、講演会等を予定しています。具体的な内容については、追って掲載する予定です。
 今後も連続講演会等を予定しておりますので、どなたさまでも是非ご参加ください。