原告団・弁護団の活動

第18回期日 モハメド・オマル・アブディンさん講演会、おしどりマコ&ケンさん報告会

モハメド・オマル・アブディンさん講演会(連続講演会第7回目!)と原告団企画おしどりマコ&ケンさん報告会を行いました。

2016/5/17

「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団は、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(原状回復訴訟・ふるさと喪失訴訟)の第18回口頭弁論期日にあわせて、モハメド・オマル・アブディンさん講演会、おしどりマコ&ケンさん報告会を行いました。
 会場は、音楽堂で行いました。
また、今回の期日にも、堀潤さん、ラジオ福島の大和田新さん、かもがわ出版編集長の松竹伸幸さん、おしどりマコさんをはじめ、多くの方にお越し頂きました。今後も多くの方のご参加をお待ちしております。

1.モハメド・オマル・アブディンさん講演会「紛争地の人は日本に何を期待しているか」を行いました。

今回で7回目となる連続講演会は、紛争地スーダンで生まれ、12歳で全盲となった後に19歳で来日し、現在東京外語大で助教授をされているモハメド・オマル・アブディンさんに「紛争地の人は日本に何を期待しているか」と題して講演をしていただきました。
アブディンさんは、アフリカの教育状況や経済状況、教育へのアクセスが悪いこと、スーダンをとりまく近隣諸国との緊張した関係について話され、東京電力や国の姿勢が責任を認めないヨーロッパの列強の姿勢と共通することや、スーダンにおける自衛隊派遣の意味について、笑いも交えながらとても分かりやすくお話しされました。

モハメド・オマル・アブディンさんについて
現在東京外国語大学で平和構築学についての助教授をされ、平和のための提言をされています。「わが盲想」を著作されています。

2.おしどりマコ&ケンさんの報告会を行いました。

原告団企画では、おしどりマコ&ケンさんの報告会「今福島の人にこそ知ってほしい、福島の事実」という報告が行われました。
おしどりマコ&ケンさんは、原発事故直後に子供向けのイベントを準備している際に、品川駅で多くの子供連れの人々が押し合うように避難するのを見て、これでよいのかと思い立ち、原発の取材を始めたそうです。福島第一原発事故後の東京電力の発表の状況や、現在も空中や海中に放出・流出されている放射性物質について報告をされ、海外に招聘された際の取り組みについてもわかりやすくお話し頂きました。

おしどりマコ&ケンさんについて
おしどりマコ&ケンさんは、吉本興業所属の夫婦漫才コンビです。福島第一原発事故後、精力的に政府・東電の記者会見や現地取材を行い、ウェブマガジン等で発表されています。

3.今後のお知らせ

 次回の6月28日も、かもがわ出版編集長の松竹伸幸さんの講演会等を予定しています。具体的な内容については、追って掲載する予定です。
 今後も連続講演会等を予定しておりますので、どなたさまでも是非ご参加ください。