原告団・弁護団の活動

第11回期日 浜矩子さんの講演会と原告団小劇場

浜矩子さん講演会「原発再稼働で日本経済はよくならない」と原告団小劇場を行いました。

2015/3/24

1.浜矩子さん講演会、原告団小劇場を行いました。

 「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団は、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(原状回復訴訟・ふるさと喪失訴訟)の第11回口頭弁論期日にあわせて、浜矩子さん講演会「原発再稼働で日本経済はよくならない」、原告団小劇場を行いました。
 会場は、文化センターで行いました。
 浜矩子さんから、経済とは、というお話から始まり、経済とは人を幸せにするもので、原発を経済活動として認めてはならないという熱いお話を頂きました。堅いテーマではありますが、浜矩子さんの語り口調や軽妙な話しぶり、冗談なども交え、とても勉強になるお話を楽しく伺うことができました。
 会場も大賑わいで、大盛況でした。多くの方にお集まり頂きまして、ありがとうございました。

浜矩子さんについて
浜矩子さんはエコノミストで、同志社大学大学院教授をされており、アベノミクスを「アホノミクス」と批判しています。『新・国富論 グローバル経済の教科書』、『アベノミクスとアホノミクス-浜矩子特別講義』など多くの著書があります。

2.原告団小劇場について

 これまでの期日では、弁護団が模擬裁判として並行して行われている裁判の様子の再現(?)を試みておりましたが、今回から原告団の企画として「原告団小劇場」が始まりました。原告団小劇場では、原告が原告(被害者)役、裁判官役、国・東電役を演じ、原告役が自らの被害を国・東電に訴えるというものです。原告自ら被害を語り、これまでの弁護団の模擬裁判とは違った、生々しい訴えが心に響きました。国・東電役の名演技も含めて、会場では何度も笑いの渦が巻き起こりました。

 また、今回の期日には、おしどりマコ・ケンさん、ニュースキャスターの堀潤さん、ラジオ福島アナウンサーの大和田新さん、岩波新書『原発と大津波』の著者である添田孝史さん、映画『あいときぼうのまち』で脚本を務めた井上淳一さん、『第三帝国の恐怖と貧困』の公演を終えたばかりの東京演劇アンサンブルのほか、「原発なくそう!九州玄海訴訟」弁護団、原発事故の被害救済を求める千葉弁護団、首都圏弁護団、群馬弁護団のみなさまをはじめ、多くの方にお越し頂きました。今後も多くの方のご参加をお待ちしております。

3.今後のお知らせ

 次回の5月19日は、
 永続敗戦論の著者である白井聡さんの講演会と、
 村芝居風・原告団小劇場「語ろう、話そう、ぶつけよう、原告たちのこの思い!」を予定しています。
 今後も連続講演会等を予定しておりますので、どなたさまでも是非ご参加ください。