原告団・弁護団の活動

第6回模擬法廷

第6回模擬法廷を行いました。

2014/5/20

1.第6回期日にあわせて第6回模擬法廷を行いました。

 「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団は、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(原状回復訴訟・ふるさと喪失訴訟)の第6回口頭弁論期日にあわせて、模擬法廷を行いました。
 会場は、前回に引き続き福島市音楽堂で行いました。多くの方にお集まり頂きました。

2.模擬法廷の様子

 音楽堂の壇上に、裁判官席、原告席、被告席を設置し、模擬法廷を行ないました。沖縄に避難された方から、メッセージの入った横断幕が届きました。
 開場までの間に「前回のあらすじ」のパワーポイントを流しました。今回の模擬法廷は、原告久保田美奈穂さんの意見陳述から始まりました。子供の健康を考えて茨城から沖縄に避難し、健康への不安はなくなったけれども慣れない土地で生活するストレスや金銭的負担、避難についての夫の反対やこのまま避難を続けるのが正しいのか葛藤し続けている心情を訴え、国と東京電力の責任を訴えました。
 国と東電の反論の2回目の期日です。今回は弁護団も、前回の国と東電から提出された主張に対する反論と、原告がどのような被害を受けたかという主張、今後の被害の立証の計画などの書面を提出しました。模擬法廷では、これまでの原告の主張をとりまぜながら(実際の法廷にはないサービス!)、国と東電の主張に対して反論を行いました。模擬法廷でも休廷(裁判官が法廷から出て相談したりする)をしたり、代理人が退席したりするなど、法廷っぽい演出(?)のアドリブもありました。ちなみに、弁護士が論争している部分は全てアドリブです。
 実際の法廷とは異なる部分もありますが、法廷ではない、パワーポイントを使用した説明やこれまでのおさらいなど、模擬法廷ならではの魅力も見どころの一つです。多くの方に裁判の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。次回は原告も反論の準備書面を提出予定ですので、より激しい論戦が予想されます。次回も是非ご参加よろしくお願いします。
模擬法廷の写真は生業弁護団FaccebookにもUP予定ですので、是非ご覧下さい。

3.今後のお知らせ

 次回は7月15日、場所は同じ音楽堂を予定しています。原告の方も、支援者の方も、どなたさまでも気兼ねなくお越し下さい。お待ちしております。
また、夏以降原告の皆様に被害についてのアンケートを予定しています。どのような被害を受けたのかの証拠となりますので、何卒よろしくお願い致します。
(以下、模擬法廷の様子を順次アップロードいたします。なお、模擬法廷と実際の裁判の様子は異なる部分がありますので、ご了承下さい。)


1.~開廷


2.原告久保田美奈穂意見陳述


3.原告らの受けた被害について


4.原告らの今後の被害の立証について


5.国と東電の責任についてのこれまでの原告の主張


6.今回の国の主張


7.国の主張に対する反論


8.今回の東京電力の主張1


9.今回の東京電力の主張2


10.原告の民法と原賠法の関係についての主張


11.原告の国と東京電力の責任についての主張