原告団・弁護団の活動

第5回模擬法廷

第5回模擬法廷を行いました。

2014/3/25

1.第5回期日にあわせて第5回模擬法廷を行いました。

 「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発事故被害弁護団は、「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(原状回復訴訟・ふるさと喪失訴訟)の第5回口頭弁論期日にあわせて、模擬法廷を行いました。
 会場は、前回に引き続き福島市音楽堂で行いました。前回とうってかわって春の陽気にあふれ、多くの方にお集まり頂きました。

2.模擬法廷の様子

 音楽堂の壇上に、裁判官席、原告席、被告席を設置し、模擬法廷を行ないました。原告の方に法服を作成して頂き、今回裁判官がより裁判官らしくなりました。
 開場までの間に「前回のあらすじ」のパワーポイントを流しました。今回の模擬法廷は、原告渡部保子さんの意見陳述から始まりました。お立場から避難することはできなかったけれども、お孫さんやご家族についての健康への心配、福島に滞在していることの苦しさを語り、国と東京電力の責任を訴えました。
 これまでは原告の主張するターンでしたが、第5回期日からは被告の反論のターンです。そこで、まず最初に今回被告が反論する部分についての原告の主張をおさらいしました(実際の法廷にはないサービス!)。その後、国の準備書面への反論、東電の準備書面への反論を行いました。多くをアドリブでまかなっており、「20msvで暮らすより給食でピーマンを残す方が危険という主張ですか」という発言に会場が沸きました。
 実際の法廷とは異なる部分もありますが、法廷では出ない面白いアドリブなど、模擬法廷ならではの魅力も見どころの一つです。多くの方に裁判の雰囲気を感じて頂ければ幸いです。次回は原告も反論の準備書面を提出予定ですので、より激しい論戦が予想されます。次回も是非ご参加よろしくお願いします。パワーポイントの進行についてお見苦しい部分がありました点、陳謝いたします。
模擬法廷の写真は生業弁護団FaccebookにもUPしておりますので、是非ご覧下さい。

3.今後のお知らせ

 次回は5月20日、場所は同じ音楽堂を予定しています。原告の方も、支援者の方も、どなたさまでも気兼ねなくお越し下さい。お待ちしております。
(以下、模擬法廷の様子を順次アップロードいたします。なお、模擬法廷と実際の裁判の様子は異なる部分がありますので、ご了承下さい。)


1.開場~開廷


2.原告渡部保子意見陳述


3.前回までの原告の主張まとめ


4.国の主張


5.国の主張に対する反論


6.国の主張に対する反論2


7.国の主張に対する反論3


8.国の認否について


9.東電の主張1


10.東電の主張2


11.東電の主張に対する反論


12.東電の主張に対する反論2 原告団長意見陳述


13.~閉廷


14.役者紹介