2023年度

第二陣最終提訴&第二陣第19回期日

2023年1月23日

第二陣最終提訴&第二陣第19回期日

2023年1月23日、原告214名の追加提訴を行いました。これで第二陣訴訟の累計原告数は1846名となりました。2022年6月の最高裁判決以降の提訴は、合計で687名です。この日が二陣の最終追加提訴となりました。

この日の口頭弁論期日では、原告側から責任論の準備書面2通、被害各論準備書面3通を出すとともに、責任立証のため福島第一原発サイト内の検証申立を、損害立証のため原告15名の本人尋問と現地進行協議の申出を、それぞれ行いました。 法廷では、原告本人の意見陳述(事故当時、中学生だった女性)がありました。お父様は第一陣の原告であり、原告本人尋問で被害を語られていますが、家族の中でも被害の現われ方がそれぞれ違い、あわせて聞くと家族全体の被害がより浮き彫りになる意見陳述でした。

被害論の意見陳述(深谷拓弁護士)は、中間指針第五次追補の前進面と問題点・課題にふれつつ、第五次追補の内容にこだわることなく損害認定を行うための立証計画を述べたもの。責任論の意見陳述(久保木亮介弁護士)は、最高裁多数意見を改めて批判し、積み残された論点について論証し、水密化措置が行われていれば事故を防げた点について、裁判官が実際にサイト内で検証を行うよう求めたものでした。

次回口頭弁論期日は、2023年4月24日午後2時からと指定されました。 期日後、県庁記者クラブにて会見を行い、弁護団から生業訴訟の到達と第二陣訴訟の提訴状況や現在の進行状況等について説明し、意見陳述をしてくれた原告の方に加え、今回追加提訴された原告2名からも、それぞれの被害についてお話をしていただきました 。


第二陣最終提訴&第二陣第19回期日
第二陣最終提訴&第二陣第19回期日